私たちについて
介護 × まち
ちょうど良い、ヒトと介護の在り方
ライブラリ ケアプランセンター
管理者
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ストーリー
◎入職の切っ掛け
もともと、代表の山下さんと繋がりを持たせて頂いていて、新しいことに色々とチャレンジするところがすごく魅力的だったのと、カフェとケアプランセンターの組み合わせが、独自性が高くて、すごい興味深かったんです。
もともと、僕は地域包括センターで働かせもらっていたので、ケアマネジャーとしてケアプラン作成より、地域の人と一緒に支えていくことをすごくやりたかったので、山下さんに「ちょっと働かせて貰えませんか?」ってご相談させて頂きました。
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◎外から見たライブラリケアプランセンターの魅力
介護保険だけでは支えきれないことが多いんです。うん。例えばなんですが、 認知症で、迷子によくなる方がいらっしゃるんですが、介護保険だけで支えることが難しいです。
ヘルパーさん、デイサービス、看護師さんとかが、介護保険では支えきれないところなんですが、 幸いその方は、この地元でずっと商店を50年以上やっておられて、山勝ライブラリのカフェにも来て下さっているもんで、みんな知ってくれてるんです。
なので、「道が分からない」ってなっていたら、知ってる地域の人たちが声かけて目的地まで連れて行ってくれたり、地域の方が「今日、どこどこにおったで」と教えて下さったり、 そういう地域の方にすごく支えて頂く、協力していただける関係性がある、交流があるのが山勝ライブラリで、なかなかないことだと思います。
今まで、代表が中心になって創り上げてきてくれているからこそ出来ることで、これは山下さんでなかったら難しかった、これが他の人が、ここでケアプランセンターをしていたら、そうはなっていなかったのではと思います。
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◎大切にしているこ
ケアマネジャーとして働く中で、本当は知らない色々な人に、家に来てもらうことは抵抗あるだろうし、 出来るだけ僕たちがいなくても、その人が暮らしていけることが大切なんだなっていうことを、少しずつ思うようになりました。
制度だけで補えないところに対して、ご家族様や地域の方、あるいはスーパーや交番の人とかに、「何かあったら声をかけてくださいね」としていく中で、制度で支えきれないところは、自分が動いていこうとなったんだと思います。
僕がこうなって欲しいのではなく、その方が、「どういう生活が出来るのが良いのか?」「理想」を聴かせて頂いたり、はっきりして言って、それに向かって一緒に、悩み考えながら、歩んでいけるのが僕の理想です。
ご本人さんに納得して頂ける、そう言ったプロセスを大切にしています。
◎チーム
僕も合わせて9名のケアマネジャーのチームになります。一般的には多分2、3人のチームが多いので、支えてくれている事務員さんも合わせると11名の大所帯になります。
関わる人に対して、「あなたのことを一番に」と思って関われる、一人ひとりと向き合い続けられるチームで在り続けたいと思っています。
そのためにもご利用者様と同じように、一人ひとりのケアマネジャーと向き合い、一緒に悩みごとを考えていきたいです。
そして、ちゃんと自分の中で考えて、判断し、答えを出してもらえるように、そういう風にしていくことが出来ればと思っています。
自分で答えを出していくことで、短絡的な思考にならず、ケアマネジャーとしても自信がついていくと思います。
◎人財像
ただ、単にケアマネジャーとしての仕事をしたい人には合わないと思います。
地域の人と関わる中で困ることを聴いて、「自分たちでこんなもの創っていきたい」、保険で補えないことは、「うちでちょっと仕組みを創ろうよ」という好奇心のある方が合うんだろうなっと思います。
介護保険の制度のことだけ、私はきまりの仕事だけで良いと思う人はきっとしんどいし、合わないと思います。
できないことも、どうやったら出来るかなっていう風にポジティブに考えれる人は、 会社の方針も大きくそこなので働きやすいですし、楽しいと思います。
◎最後に
ライブラリ ケアプランセンターで働かせて貰っていなかったら、この経験は出来なかったんじゃないかなと思うことがあります。
それは、末期癌の方で、同居の奥さんから「年末、どうしても退院させたい」という連絡を貰ったんですが、先生からは「年内が大変だ・・」って言われた人だったんです。
それでもなんとか、奥さんも色んな思いがあって、自宅に帰したいということだったんで、暮らせるようにベッドを整えたり、看護師さんに来てもらう、先生に来てもらう、ヘルパーさんに来てもらうとか調整させてもらいました。
ご本人さんとしては、奥さんや家族、飼ってるワンちゃんに囲まれて暮らしたいが1番あって、 年内を越すことが出来たんです。
年明けのある時に、僕が行かせて頂いたらある歌手の歌を聴いておられました。奥さんに、「すんません、この歌手どなたですか?」と伺うと、「実は、大好きな歌手で、2日後にライブがあるんです」「行かせたいんです」「行けますか?」という言葉が返って来ました。
一瞬悩みました。本当に一呼吸置いて、めちゃくちゃ頭巡って、「なんとかしましょう」と言って、すぐに事務所に戻り、代表と取締役に相談しました。
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代表も「何とかしよう」「僕も一緒に動くわ」と言って下さり、何をしないと行けないか一緒に全部書き出して、先生に許可を貰ったり、色々なところに電話しました。
先生も二言返事で許可して下さり、看護師さんも万が一のことがあったらと吸引機を貸し出して下さったり、代表が、酸素を搭載している介護タクシーを手配してくれ、会場の規模やエレベーターに乗り込めるかなど動いて下さり、前日の3時にようやく全部調整がつきました。
当日、ライブラリ ヘルパーステーションの管理者、代表、取締役が一緒に行ってくれて、「どうでした?」とお聞きしたら、「すごく嬉しかった」「エレベーターのところで、大好きな歌手が握手をして、送り届けてくれた」と教えてくださいました。
大好きな歌手から手紙も貰っていました。で、その4日後にお亡くなりになられました。
それがすごく僕の中で感動的でした。「今しかない」と思いました。
山下代表は「うん」と言って下さる、関わっているヘルパーさんも、先生も看護師さんも、みんな応援してくれると思えるチームで、このチームだから叶ったことだと思います。
皆さんが心を一つに、一緒に動かしてくれました。
これはすごく大きなエピソードですが、普段の生活で、小さなことでも、「良かったわ」とか、「今日ね、幸せなことあったわ」とか、そういうのつくるのも、僕たちのケアマネジャーの役割だと思っています。