私たちについて
介護 × まち
ちょうど良い、ヒトと介護の在り方
株式会社 山勝ライブラリ
代表取締役社長

ストーリー
◎ライブラリのケアスタイルは2025AgeingAsiaでファイナリスト選出。2026経済産業省のOpenCareAward受賞と注目を集めていますが、このような構想は開業時からあったのですか?
私は30年以上、介護の現場に身を置いてきました。もっと良質なケアを届けたい。街の方にも、サービスを利用する方にももっと元気になってもらいたい。そんな想いから2013年に独立しました。が、最初から順調だったわけではありません。むしろ経営は苦しく、父が営む時計屋に同居させてもらうところからの再出発でした。この居候のような開業体験が私の介護観を大きく変えてくれました。
介護のプロで皆様の役に立てる存在。そのはずが時計屋(ケアプランセンター)に来店する人のほとんどが、介護のシロウトの父に健康相談をするのです。「なぜ?」この違和感がすべてのキッカケでした。

◎人は専門性に相談するのではない。安心できる人に相談する。
時計の修理を待つお客様と話していると、健康のこと、家族のこと、将来の不安…
皆さん本当は真剣に考えている。それでも専門職に相談しないのは、「まだ助けられる側になりたくない」という、とても大切なプライドがあるからです。
私はそこで気付きました。
専門家が差し伸べる手が、街の人にとって“掴みたい手”とは限らない。
助ける・助けられるという関係ではなく、
もっと安全で自然な関係から始まるケアが必要なのだと。

◎だから、カフェをつくりました
父が引退を口にしたとき、50年以上この街で続いてきた時計店には“人が自然に集まる流れ”があることに気付きました。
この流れを絶ってはいけない。むしろ、もっと気軽に立ち寄れる場所をつくりたい。
そうして生まれたのが FIKA三丁目 です。
(実は、当時はコーヒーすら淹れたことがなかったのですが…笑)

◎ケアマネとの出会いは“コーヒーを淹れてくれた人がたまたまケアマネだった”
くらいがちょうどいい
今では、FIKA三丁目に来てくださるお客様の顔を思い浮かべるだけで、自然と笑顔になる自分がいます。
ここには、
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人が集まり
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情報が集まり
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商店のサービスが集まり
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介護保険事業所にもつながる
そんな“街の玄関”のようなコミュニティができました。この店に集まる人は言います「まだ自分に介護なんていらないよ」と。でも「もしも要るようになったら、その時はあんたに頼むわな」と続けられます。これって実はすごい事ですよね?
要介護状態になると自身の人生の自己決定が難しくなると言われます。人との関係が希薄化する日本で、制度も縮小傾向にある今、私はこのスタイルこそがこれからのケアプランセンターの新しい形だと感じています。
◎頼もしい仲間たちと
今では訪問介護と通所介護の事業所もあり、ライブラリは相談だけでなく実際にご自宅に行かせていただいたり、お迎えに行ってデイサービスでケアのご提供ができる会社となりました。理念に共感して力を貸してくれる仲間たちのおかげです。
そして地域にも財産が生まれました。郵便局さん、美容室さん、駄菓子屋さん、肉屋さん、ふとん屋さん、酒屋さん、スーパーのレジさん。皆が頼もしい仲間です。私たちは介護と商店街が連携する「ケアする商店街」という取り組みを通じて、街で暮らし続ける限界点を少しずつ上げていきたいと考えています。特別な人だけができる支援じゃなく、むしろ街の誰もが、自然な形で誰かを支えられる。そんな地域を、会社を皆さんと一緒につくっていきたいのです。
株式会社山勝ライブラリ
代表取締役 山下勝巳